ミフィさんバースディ★

ミフィコの6回目の誕生日でした。

記念すべき6回目の誕生日。
以前飼っていた子がむかえる事の出来なかった誕生日。
前の子も女の子で、下から出血がすごいことになり、
だんだんと血の気がなくなってきて、
お母さんが必死に自転車をこいだ後ろで、私は血でバスタオルが
ボトボトになりながら、ちょんこもちを抱っこし病院へ連れて行ったけど、
腕の中で死んでしまっていた。


今から一年半くらい前。
ミフィコがオシッコをする時に一緒に出血するようになった。
まだ飼い始めてしばらくした時も少し出血をし、
近所の動物病院でレントゲンを撮ってもらったけど何も異常なく、
止血の薬を飲ませたりしてたら自然に出血が治まったのでそのままにしてた。
でも、また出血をするようになり、それも体のわりに多すぎる量で。
ネットで病院を調べて、夕方仕事を早めに終わらせて病院に連れて行った。
この子もダメになってしまったらどうしよう。。。
それだけは絶対にいや、と思いながら、車に乗せて富田林にある、
藤沢台動物病院まで場所を電話で聞きながら向かいました。


先生は、ミフィコを見るなり貧血で危機迫っている事を言った。
レントゲンを撮っても、数年前と一緒で何も写っていない。。。
もう、どうしたら良いのか分からなくなってしまったのですが、
足の付け根のお腹の辺りを触ってみるとしこりが感じられるとの事。
小動物は角度によってレントゲンに写らなかったりするけど、
触ってみるとしこりとかが分かるらしい。
でもそれは、先生自身が経験を積んでいないと分からないレベルの世界・・・
先生は、すぐに手術しないといけないと言ったのですが、
病院の閉まるギリギリの時間だったし、
明日は手術がぎっしり入ってしまっているとの事だった。。。
もうどうしたら良いの?このまま終わるの?どうしたら・・・となってしまったのですが、
『今からしか時間がありません。』と言ってくれました。
『この子の命を助けたいし、この子を自分のうさぎと同様に大事に扱います。』
と言ってくれました。
初めて行った病院でいきなり当日手術させられると言う事も何も考えず、
先生のその熱意・誠意に『お願いします。』と即答をしました。

ミフィコを病院に残して家に帰り2時間後くらいに病院から電話がかかってきました。
手術は無事に終わったと言う事でした。
病名は子宮がん。
摘出した子宮や卵巣はホルマリン浸けにされ、検査に出され、
転移していないかも検査してもらいました。

ミフィコの退院の日、手術の報告を受けるのに、
ホルマリン浸けになったミフィコの子宮や卵巣一式を見せてもらいました。
ボロボロになった子宮。あちらこちらに腫瘍がゴロゴロいっぱい付いていました。
気持ち悪いかもしれないけど、事実はきちんと受け入れないといけないと思い、
見せてもらいました。
ショックでした。見てしまった事がショックなんじゃなく、
こんな小さい体に、こんなに大きく成長した腫瘍を抱えたまま、
生きていた、という事にものすごいショックと罪悪感。


残念ながら転移している可能性があるという検査結果でしたが、
先生は、そこはそんなに神経質にならなくても大丈夫です、
とおっしゃってくれて安心しました。
手術から帰ってからは、出血も一切なくなり、エサも沢山食べてくれて、
元気を取り戻してくれました。

それから、ミフィさんは今日も元気です。