11月4日〜伊藤若冲編〜

miffic2006-11-07

朝から久しぶりに「電車」で京都に出掛けました。
普段京都に出掛ける時はバイクか、もしくは車にチャリ積んで行くことが多いので
電車は凄く新鮮な感じでした。


京都に行ったのは、「伊藤若冲」の絵画展が京都国立美術館で開催されていたので
それを見に行きました。


「鳥獣花木図屏風」という絵が好きでオススメです!
ちなみに今の私の日記の壁紙、その絵の一部です。
江戸時代に描かれた絵とはとても思えなく、ドッド柄で敷きつめられていて色もポップで可愛らしい屏風に
私はすぐに魅了されました。
凄い迫力で、本物のこの屏風を見れただけで大満足でした!


若冲は他の絵も「エッ?!」と思うような部分があり、「なんでこれがっ?!」と
裏切られるような気分で、そういうのも魅力的です。
昔の人ってゾウやトラなど見た事もない動物を他の人の絵を見て描いたりして
想像、妄想が豊かですね!


しかし、生きている間はその時代の絵画にしては異端的な存在で
特に評価もされずにいて、死後何百年もたった今、素晴らしいと
絶大に評価され始め、なんとも皮肉なもんですね。
いえ、何のしがらみや形式にとらわれる事の無い目線で見れる今の時代に
評価を受ける事の方が凄いのかもしれないですね。
もしかすると若冲はものすごく先の未来(現代)を見ていたのかもしれないですね!


若冲だけじゃなく音楽でも何でも、自分がこの世からいなくなった後も
こうやって自分の作品(分身)が後世に残る事って素晴らしいですね。
「確かに生きていた証」みたいな。




余談ですが、美術館を歩いていると片岡鶴太郎さんに会いました!
ダンディ(死語?)でカッコ良かったです。今流行りの「ちょいワルオヤジ」な感じでした。